保育士のお給料事情
保育士の給料は、やっぱり低いです。
会社員の時と比較すると、それはもうびっくりするぐらい低いです。
パートだと、近くのスーパーのレジ打ちと時給が変わりません。
じゃぁ、給料あげればいいのか?
先日、保育士の給与を4%アップする、なんてニュースが出たばかりですね。
実はこれもすごく難しいことだと思っています。
保育士は給料があまり上がりません。
主任保育士になってちょっと上がって、園長になったらまたちょっと上がるくらい。
それでも、私の会社員時代の収入には届きません。
手抜き保育でも、熱心な保育でも、対価は同じ。
長年やればやるほど、努力しても大して上がらない給料でモチベーションが下がり、省エネ保育に成り下がってしまうのです。
じゃぁ、やっぱり給与をあげれば万事解決なのか?
いえいえ、そんなに簡単なものでもないのではありません。
保育士には、個人の仕事ぶりを正当に評価する体制が整っていません。
そのため、たとえ給料が上がっても、省エネ保育は無くならないと思うのです。
保育の仕事を始めてまだ日が浅いですが、残念ながら理想と現実は程遠いものでした。
悲しくなる現実を目の当たりにしました。
これは改めて記事にしますが、どうすれば保育の質が改善されるのか、幸子自身も模索中です。
個人的には、それでも給料は上げるべきだと思います。
だって、日本の未来にとってとても大切な仕事であることは明らかだから。
同時に、資格取得基準をより厳しくすべきだと思っています。
自民党は保育士数の確保のために基準を緩和する方針を示していますね。
しかし、本来は日本の未来を担う子供達の人格形成をはぐくむに相応しい人間のみが、保育の現場に立てるようにすべきです。
育児に正解がないように、保育にも正解がありません。
保育士に相応しい「人格」を見定めることは、簡単ではありません。
でも、未来の子供たちのために、知恵を絞って考えなければいけませんね。