実技試験の対策
プライベートで色々あり、ちょっと更新を中止していました。
その間に保育士試験の筆記試験が終わってしまいましたね・・・。
やはり、4/23,24のアクセス数は伸びていました。
直前対策が全くできずごめんなさい。(;_;)
皆さんがご健闘されたことを祈ります!!
もしこれがダメでも、2回目の10月の試験に向けて心機一転頑張りましょう!
自己採点で、おおよそ合格を確信した方、おめでとうございます!
次は実技試験ですね。
恐らくほぼ落されることは無いようですが、実技試験対策もまとめておきます。
実技試験は何にする?
実技試験はご存じの通り「音楽=演奏」「造形=絵画」「言語=音読」の三種類です。
実は、「実技試験は何を選択するか」がとても重要です。
なぜなら、「暗記」ではなく「実技」だからです。
頑張っても無理、というものもありますよね。
それぞれの特徴を踏まえた上で、何が自分にとってベストな選択かよく考えて選んでください。
安易に、得意だからとか、簡単そうだから、と選ぶと後で後悔するかもしれません。
では、それぞれの特徴と試験対策を見ていきましょう。
音楽表現に関する実技
試験内容は、ピアノやギターで伴奏を弾きながら歌うというもの。
課題曲は2曲、あらかじめ決められています。
ただし、楽譜は決められていないので好きな楽譜を選ぶことができます。
市販のものを選んだり、試験用に作られたものを購入してもいいです。
音楽表現に関する実技のポイントは2つあります。
ポイントの1つ目は、求められているのは、技術力の高さではないということ。
如何に子供たちに、楽しく音楽表現する機会を与えることができるか、が重要です。
私がこだわった点は以下の通りです。
・楽しそうに歌う(ニコニコ、ちょっと体を左右に動かしたり)
・主旋律は弾き続ける(多少ミスっても、とにかく子供が歌い続けることを優先)
・視線をあげられるようにする(歌っている子供の様子を見られるように)
・スピードは一律かどうか(早くなったり、遅くなったりすると子供が戸惑う)
・音の強弱は適当か(優先するのはこどもの歌、聞こえないほど大きくしない)
確かに歌にならないほど止まったり、何回もミスしてしまうのは論外です。
ただ、どちらも難しい曲ではないので、初心者でも弾きこんで体に覚えさせてしまえば何とかなるのではと思います。
ポイントの2つ目は、実際の保育でも必要な技術であるということ。
保育園で正社員で働くことになった場合、やはり演奏の機会は非常に多くあります。
年長クラスではピアニカの演奏を子供に指導することもあります。
何も演奏できない保育士もいますが、少し肩身が狭い思いをするかもしれません。
実際、ピアノを習いに行っている先生も多いですね。
パートで働く程度であれば、必要ありません。
働き始めてから練習する時間を取るのは大変です。
今のうちに、音楽教室に通うなどして何かしらの楽器を習得しておくと後々苦労せずにすみますね。
造形表現に関する技術
B4の紙の上部に、絵を描き、色を塗ります。
紙の下部に、お題が書かれています。
例えば・・・
・大人2名、子ども3名以上
・お遊戯会の練習風景
・背景を描くこと
試験時間は45分で、その場でお題を見てまっさらな紙に書き始めることになります。
造形表現に関する技術のポイントは1つ。
とにもかくにも、制限時間が短いという点。
絵が得意な人でも、45分で下書きから色付けまでこなすのは結構大変です。
しかも、お題が事前に出ていないので、何を描くかはその場ですぐに決めなくてはいけません。
ゆっくり綺麗な絵を描く、という時間はありませんよ!
そのために対策しておくべき点は・・・
・描く人物を決めておく(保育士×2、子ども×3ぐらいで)
・配色を決めておく(スモックは〇〇、床や壁は〇〇、髪の毛は〇〇など)
・構図を決めておく(奥行きが出るように角を描く、園庭の場合は遊具を描くなど)
・表情や動きを豊かにする(笑っている、驚いている、飛び跳ねている、など)
・漫画チックにしない(目は黒丸程度、体全体のバランスも実物に近く)
ここまでやっても、実は必ず当日戸惑います。
例えば私の場合は、「老人」を必ず1名入れること、と書かれていました。
あとは「綱引き」をすること、なんて書かれたら、園児数はある程度必要になりますし、動きの表現も難しいですね。
とにかく時間との勝負なので、描き切ることに重点を置きましょう。
当日までお題がわからない以上、対策できることに限りがあります。
絵の苦手な人は、避けておいた方がいいかもしれません。
私は、比較的得意な方だったので全く対策せずに臨んだら、合格点ギリギリでした。
言語表現に関する技術
童話などの物語を、本や道具を使わずに3分以内で話すというもの。
何の話を選ぶかは自由ですが、本を読んではいけません。
つまり、暗記しなければいけません。
また、時間制限もあるので、3分より長くても大幅に短くてもいけないです。
言語表現に関する技術のポイントは2つ。
1つ目は、誰もが必ず何度も練習する必要がある、ということ。
練習しなければいけない内容は・・・
・物語を暗記する(急に脚色したり割愛したりすると時間がくるう)
・3分以内に終わるよう話す(オーバーしても短すぎてもだめ)
・表現力豊かに話す(表情、音の強弱、身振りなど)
・わかりやすく話す(3歳児に話す設定、速さや滑舌や言葉選びに注意)
しかも言語表現に関する技術は、合否基準が分かりづらいという話もあります。
完璧にやったつもりが落ちていた、というケースもあるようです。
逆に3分過ぎたけど合格した、というケースも。
実技試験全体に言えることですが、判断基準があいまいというのは不安ですね。
ポイントの2つ目は、音楽表現に関する技術と同じですが、実際の保育で使う場面が多くあるという点です。
子供たちに絵本を読むことは多々あります。
遠足などで外出した際に、子供たちを少し落ち着かせるために、その場で本も無いのに小話なんかが話せたら素敵です。
音読なんて・・・と甘く見てはいけません。
子どもたちの興味や関心を引き出す読み方は、やはりすぐには習得できるものではないです。
お勧めの実技試験
私がお勧めする実技試験は・・・
もう分かったと思いますが、「音楽」と「言語」です。
どちらも、実際の保育で必要不可欠な技術です。
試験をチャンスと捉えて、自身の保育スキルを伸ばす機会にしていただきたいです。
特に正社員を目指している方は、絶対に必要なスキルです。
働き始めると、毎月異なる歌を歌ったり、絵本も自分で月齢に合ったものを選んだり、やることが盛りだくさん。
なかなか自分の勉強時間を確保することは難しいのです。
私も、ピアノの練習のために娘とピアノを取り合う毎日です。
10月までまだ時間があります。
試験のためだけでなく、是非自身の保育スキルをアップさせ、合格後の実践につなげてくださいね♪