ワーママが独学で保育士になる!

仕事と子育てをしながら独学での保育士資格の取得をめざし勉強しました。2016年晴れて保育士になりました!

優しい心をはぐくむ絵本「そらいろのたね」

すっかり暑くなりましたね。

運動会シーズンまっただ中。

そんな、青空が広がる日にお勧めの一冊。

 

そらいろのたね

とっても有名な著書「そらいろのたね」。

ぐりとぐらシリーズの作者、なかがわりえこさんの作品です。

沢山の動物たちが登場する、温かみのある絵。

そして、なんといってもストーリーに夢があって素敵です。

 

お話の概要

ゆうじくんは、きつねくんから「そらいろのたね」をもらいます。

お庭に植えて、大事に育てると、豆粒ぐらいの小さなおうちが咲きました。

おうちは、どんどん大きくなって、沢山の友達が集まってきました。

それを見たきつねくんは・・・。

 

対象年齢

  • 3歳:優しいタッチの絵を楽しむ
  • 4歳:話の内容を理解し集中して聞く
  • 5歳:読んだ後の発展を楽しむ

 

読み方のポイント

  • 声に抑揚をつけ、そらいろの家がどどんどん大きくなる様子を伝える。
  • そらいろの家が太陽にぶつかった後、少し間をあけて、余韻を残す。
  • きつねが気絶したシーンは、「残念」という表現よりも「愉快」という表現を重視する。

 

読んだ後の応答

  • そら色の種を植えたら、何が生えてきたのかな?
  • 〇〇色の種を植えたら、何が生えてくると思う?
  • そら色の家にはたくさんのお友達が来たね。誰が来たか覚えてる?

 

そらいろのたねを植えたら、そらいろのおうちが生えるなんて、本当に夢のあるお話しですよね。

個人的には、いじわるなきつね君を強調する読み方は避けています。

なので、あえて読書後の応答にきつね君の話はしていません。

だって、きつね君がいないとこのお話は成り立たないのです。

「愉快で楽しいお話」というイメージをもって繰り返し読む中で、優しさとは何かを自然と感じ取って欲しいなと思います。

 

また、畑などで野菜の世話をするシーズンに合わせて読んでもいいですね。

「みんなが植えたたねは、何になるかな?」など、想像力を膨らませることができますよ。