頭ざっぶーんのすすめ
初めての赤ちゃんが産まれて、初めてお風呂に入れたときのことは、今でも鮮明に覚えています。
病院で行った沐浴指導の時。
ふにゃふにゃで首が座ってない赤ちゃんを沐浴するのは、それはそれは大変でした。
長女は特に指が細かったので、折ってしまいそうで心配になりました。
長時間の陣痛に耐えまだ体もボロボロだけど、そんなことを気にしている余裕はなく、とにかく必死に看護婦さんの話を聞き、見よう見まねで沐浴させました。
頭を流す時には、片方の手で頭を支えながら、耳に水が入らないように耳をおさえ、顔に水がかからないようにガーゼで優しく流しました。
最後の難関は、背中です。
腕に体を載せて、半分うつぶせのような状態にしなければなりません。
それはそれは怖かったのを覚えています。
うんうん、これでいいと思います。
大変なんだけど、後になって思えば本当に幸せな瞬間です。
大切な宝物を大切に扱うように、大切に大切に洗ってあげてください。
こんな貴重な時間は一生のうちでほんの一時ですもん。
でもね・・・いつまでこれやります?
乳児の体重増加は半端ないです。
一般的に、3か月で出生時の約2倍、1年で3倍になると言われています。
最初は支えられていた頭も、徐々にしんどくなってきますよ。
幸子の場合ですが、第一子は線の細い身軽な子供だったこともあって、かなり大きくなるまで顔が濡れないように、半分仰向けに倒し頭を支えながら洗ってあげていました。
この時、じっと顔を見つめてくるわが子が、もう本当に愛しい。
じゃぁ、第二子の時は?
確か・・・
お座りできたあたり(生後4ヶ月頃)から、頭ざっぶーんで洗っていた気がします。
いやー、だってね、重かったんですよ、次女ちゃん。
よく食べてよく寝る子でしたからね。
それが影響しているかどうかは、正直分かりません。
でも、あれから小学生になった長女は、今でもプールが苦手で、未だに顔を水につけるのに抵抗があります。
一方の次女は全然平気。
シャワー掛けられて大喜び。
お風呂も頭ざっぶーんで、自分で顔をぬぐっています。
「顔洗って~」というと、お湯をすくってへたっぴながら、顔を洗います。
たくましいなぁ。
耳に入った、目に入った、鼻に入った。
そりゃ入るでしょう。
でもそうやって慣れていくものです。
多少泣いても気にしない。
大丈夫、大丈夫って親が言ってると、子供もすぐに慣れます。
お風呂もプールも大好きっこになって欲しいなら、お風呂は赤ちゃんの頃から、頭ざっぶーんをおすすめします。