ワーママが独学で保育士になる!

仕事と子育てをしながら独学での保育士資格の取得をめざし勉強しました。2016年晴れて保育士になりました!

保育園建設の反対運動について

色々な所で、保育園建設の反対運動が起こっているようです。

我が家の近所でも、保育園建設予定地に反対の意思表示をする住民からの看板や張り紙が並んでいました。
結局・・・保育園の建設は中止になりました。
 
建設予定地は、住宅街のど真ん中。
近隣の住民が、騒音や砂埃などを心配するのは当然のことと思います。
送迎時間帯は車の出入りも激しくなることが予想できます。
そう簡単に首を縦にふることはできないでしょう。
 
近隣住民がいない、開けた土地を確保できれば問題の一部は解決されます。
しかし、そんな土地が都合よくどこにでもあるわけではないのです。
更に、待機児童が多い都市部であればあるほど、土地の確保は難しくなるでしょう。
 
実は、幸子の家は公園のすぐ近くです。
休日ともなれば子供たちの声であふれます。
夏休みにはラジオ体操の音も聞こえてきます。
ボールが庭に飛んできたこともあります。
学校が休みの日はすぐに分かります。
地域のお祭りでは、昼夜問わず人々の集う賑やかな日が続きます。
 
想像してみてください。
本当に嫌な事ばかりでしょうか?
なんて素敵なことかと思いませんか?
子供の声が聞こえる毎日って、本当に素晴らしいです。
この地域は、「生きているんだな」って、実感できるのです。
 
かつては子育て世帯であふれていた幸子の実家のある地域。
子供たちが巣立ち、街はすっかり高齢化しました。
道路で遊ぶ子供たちの姿はまばらで、広い公園は悲しげで草が伸び放題。
幸子家族が里帰りすると、賑やかな声が周囲に響きます。
するとね・・・苦情どころか、にこにこしながら皆さん言うんです。
賑やかな声が聞こえて、嬉しいわって。
 
無邪気にはしゃぎ、笑い、感情のままに泣き、感動し・・・。
そんな子供たちの声を「騒音」と思うだなんて、なんて悲しいことでしょう。
モンスターズインクでは、子供たちの叫び声がエネルギー源になっていますが、まさにその通り。
子供の声って、大人達に「エネルギー」を与えてくれるんですよ。
どんなに疲れていても、よしいっちょやってやるか!って思わせてくれるんです。
 
マイナス要因だけに目を向けず、
それをプラスに変えるような視点を持てることを期待します。
 
 

保育所保育指針の見直し案

先日、ニュースで取り上げられましたが、保育所保育指針が10年ぶりに見直されることになりました。

保育士試験にも、今後影響が出そうですね。

保育士を目指す方は、こういう情報にもアンテナを張っておけるとよいと思います。

 

見直し案では3歳未満の乳幼児に対して「少人数保育」を重要視しています。

3歳未満は発達の個人差が本当に激しいです。

二人以上の子育て経験のある方は、性格も発達も異なる子供を一律に保育する難しさは、何となくイメージできるのではと思います。

全員同じ時間に、ごはん、午睡、おやつ、遊びなんて、まず無理です。

でも、泣いても笑っても、タイムスケジュール通りに行うんです。

そうやって、一日のリズムを作っていく。

なぜそうするしかないのか。

だって、大量の子供たちを一気に面倒を見るには、一番効率がいいですもんね。

要は、大人の都合です。

 

少人数であれば、子どもに一人一人に寄り添いながら保育できます。

でも一歩間違えると、少人数なだけで集団保育と中身が変わらないやり方を続けてしまう現場が出てきてしまうと思うのです。

もし、少人数保育を重視していくのであれば、現場が実践につなげられるような具体的な手法などの情報共有と、施設長や主任等への教育が重要だと思います。

集団保育に慣れてしまった保育現場が、さあ明日から発達に合わせた少人数保育やってね、と言われてもできるはずもありません。

指針だけ改定するのは簡単です。

いかに現場に浸透させていくか、まで考慮してほしいです。

 

また、3歳児以上の保育にスムーズに移行させることも考える必要がありますよね。

3歳児は社会性が身に付き始め、徐々に集団での決まりを意識できるようになります。

これまでの「個人のペース」から「集団のペース」が優先される場面も増えます。

これは、成長の過程としてとても重要な事です。

様々な子供同士の関わりを通して、個を自覚する時期でもあると思います。

つまり、3歳児以降は、ある程度の集団生活が個人の発達に良い影響を与える場合が多々あるのです。

「少人数」から「集団」への移行に関しても考慮された指針となることを期待しています。

 

優しい心をはぐくむ絵本「そらいろのたね」

すっかり暑くなりましたね。

運動会シーズンまっただ中。

そんな、青空が広がる日にお勧めの一冊。

 

そらいろのたね

とっても有名な著書「そらいろのたね」。

ぐりとぐらシリーズの作者、なかがわりえこさんの作品です。

沢山の動物たちが登場する、温かみのある絵。

そして、なんといってもストーリーに夢があって素敵です。

 

お話の概要

ゆうじくんは、きつねくんから「そらいろのたね」をもらいます。

お庭に植えて、大事に育てると、豆粒ぐらいの小さなおうちが咲きました。

おうちは、どんどん大きくなって、沢山の友達が集まってきました。

それを見たきつねくんは・・・。

 

対象年齢

  • 3歳:優しいタッチの絵を楽しむ
  • 4歳:話の内容を理解し集中して聞く
  • 5歳:読んだ後の発展を楽しむ

 

読み方のポイント

  • 声に抑揚をつけ、そらいろの家がどどんどん大きくなる様子を伝える。
  • そらいろの家が太陽にぶつかった後、少し間をあけて、余韻を残す。
  • きつねが気絶したシーンは、「残念」という表現よりも「愉快」という表現を重視する。

 

読んだ後の応答

  • そら色の種を植えたら、何が生えてきたのかな?
  • 〇〇色の種を植えたら、何が生えてくると思う?
  • そら色の家にはたくさんのお友達が来たね。誰が来たか覚えてる?

 

そらいろのたねを植えたら、そらいろのおうちが生えるなんて、本当に夢のあるお話しですよね。

個人的には、いじわるなきつね君を強調する読み方は避けています。

なので、あえて読書後の応答にきつね君の話はしていません。

だって、きつね君がいないとこのお話は成り立たないのです。

「愉快で楽しいお話」というイメージをもって繰り返し読む中で、優しさとは何かを自然と感じ取って欲しいなと思います。

 

また、畑などで野菜の世話をするシーズンに合わせて読んでもいいですね。

「みんなが植えたたねは、何になるかな?」など、想像力を膨らませることができますよ。

 

雨の日の絵本「おじさんのかさ」

少しずつ、オススメの絵本をまとめていきたいと思います。

 

おじさんのかさ

今日は「おじさんのかさ」。

小学校の教科書にも載っている、有名な絵本です。

寒色系で描かれた絵が特徴的です。

 

お話の概要

おじさんは傘が大好き。

だから、雨が降っても大切な傘をさしません。

ある日、子供たちが傘をさしながら、楽しそうに歌う様子を見て

おじさんはとうとう傘をひらきますが・・・。

 

対象年齢

  • 3歳:繰り返し出現するメロディーを楽しむ
  • 4歳:話の内容を理解し集中して聞く
  • 5歳:読んだ後の発展を楽しむ

 

読み方のポイント

  • 傘をさすページをぱっと開き、とうとう開いた!という驚きを与える。
  • あめがふったらピッチャンチャン~の部分を、メロディーをつけて読む。
  • おじさんの声は最初は低く、徐々にトーンをあげ、気分の高まりを表現する。

 

読んだ後の応答

  • おじさんの傘は、どんな音がしていた?
  • 傘をさした時に、他にはどんな音がする?
  • おじいさんは傘をさしてどんな気持ちになったのかな?

 

読み終わったあとも頭にメロディーが残り、口ずさむ子もいますよ。

傘を持って来る雨の日に読めば、帰宅時に「〇〇ちゃんの傘はどんな音がしたか、明日先生に教えてね。」と、親子の会話のきっかけを与えることもできます。

雨の日にお勧めの一冊です。

 

実技の大切さ

またもやお久しぶりの投稿になりました。

 

5月から、一部の担任業務を受け持つことになりました。

パートである幸子に、将来のことを見据えてこのような機会を与えてくれる事は本当にありがたいです。

せっかくの機会を今後の糧にできるよう、真剣に取り組んでいる毎日です。

 

さて、担任業務を受け持つと、やはり実技の大切さを思い知ります。

幸子が受け持つことになったのは、「歌の時間」と「主活動以外のつなぎの時間」。

 

「歌の時間」はその名の通り、歌を歌ったり手遊びしたり、音楽に触れあう時間です。

月の歌が2曲、月の手遊びが2個、それ以外にも季節や行事などに合わせて様々な音楽を取り入れたりします。

歌を歌うのに必要なのは・・・伴奏ですね。

CDを使うことはできますが、例えば音の強弱をつけたり、途中で止めたりと臨機応変に操作するのは結構難しいものです。

 

そんなわけで幸子は、やはりピアノを使っています。

今は毎月3~5曲の楽譜を弾けるように練習しています。

決して難しい楽譜ではありませんが、大切なのはピアノを弾くことではなく、子供たちに音楽を楽しんでもらうこと。

歌っている子供たちに声をかけたり、姿を見たりしながら弾くので、ピアノに集中している暇はありません。

子どもたちは本当に楽しそうに、歌を楽しみますから、保育士を目指す方は、何かしらの「楽器」を習得しておくことを強くお勧めします。

 

もう一つは「主活動以外のつなぎの時間」。

何をするかというと、身支度をしたり、帰りの支度をしたり、掃除をしたり・・・。

そんな時に活躍するのが、「絵本」です。

子どもたちは自由にさせておくと、ついついお友達とのおしゃべりに夢中になり、部屋がざわついてしまうことが多いです。

午睡前など、落ち着いた雰囲気を作り出し、スムーズな入眠につなげることが重要です。

そこで、幸子は色々な「絵本」を読みます。

絵本は、当たり前ですが幸子が選びます。

雨が降った日は「おじさんのかさ」

ぞうきん掛けを始めた日は「ぐりとぐらのおおそうじ」

遠足が近い日は「ぐりとぐらのえんそく」

・・・というふうに。

読み方に緩急や強弱をつけ、ページをめくるスピードに変化をつけたりして、おもしろ可笑しく、時に怖く読みます。

それはそれは、子どもたちはもう夢中になって聞いてくれます。

だって口がぽかーんとあいてますから!笑

 

我が家の娘たちは絵本が大好きなので、たくさんの絵本を買ったり借りたりしていました。

そのため、「こういう時に何を読んであげたいか」という絵本が必ず1冊程度は思い浮かびます。

また、内容を把握しているので、次の活動までの残り時間で読み終えられだろうな、という感覚をもって本を選ぶことができました。

子どもがいなかったらどうだっただろう・・・と思うと、おそらく全く浮かんでこなかったと思うのです。

保育士になる方は是非、絵本や昔話の情報にアンテナを張るように意識してみてください。

絵本は本の数分で読み終わりますから、図書館で1時間滞在すれば、何冊読めることやら。

 

資格の勉強に飽きたら、気分転換に楽器を鳴らし、本屋に行き、

資格を取得したら、子どもたちに音楽を聞かせ、本を読んであげてくださいね。

 

キッザニアデビューの仕方

ゴールデンウィーク、楽しまれたでしょうか?

お金もないのに、あっちこっち行って散財した幸子ファミリーです。

とは言っても、海外リゾートでセレブな休日を過ごしたわけじゃないですよー。

バーベキューや里帰り、水族館など、至って普通のイベントで終了。

 

そんな中、唯一の初めて、「キッザニア」デビューしました。

過去に一度予約したものの、直前で体調を崩し断念。

なんだかんだしてるうちに機会を逃して、少し遅めのでデビューとなりました。

 

下の子はまだ楽しめないだろうということで旦那さんとお留守番。

到着したのはオープンとほぼ同時。

予約制だから、人数制限はかけてあるはず。

それでも、長蛇の列。

幸子、下調べの甘さを痛感した瞬間でした。

というわけで、本日はキッザニア初心者に向けたレクチャーです。

 

キッザニアの予約方法は?

キッザニアはご存じの通り、事前予約制です。

当日券もありますが、売切れ次第終了なので確実ではないです。

予約はキッザニアの公式ページからできます。

以前は予約を取るのも困難だったようですが、今はそんなことはありません。

ゴールデンウィーク中に日程も、1か月前で予約できました。

入場日前日までキャンセルできるので、とにもかくにも、予約しましょう。

 

最初に行くアクティビティは?

入場したらまず、「銀行」に行ってください。

銀行では銀行員の体験ではなく、まずはお客さんになります。

お客さんとして、口座を開設します。

口座開設にはお金がいるので、開設と同時に誰でも<50キッゾ>がもらえます。

キッゾとは、キッザニアの中でだけ使うことのできる通貨単位ですね。

お仕事をすることでキッゾを得ることができる、という仕組み。

この際、首から下げられるお財布とキャッシュカードをもらうことができます。

これで一気にキッザニア気分が上がること間違いなし!

 

最初の予約は飲食系

無事に銀行に行くことができたら、いよいよお仕事体験です。

キッザニアのお仕事体験は、報酬としてキッゾを稼ぐことができます。

実はそれ以外にも得られるものがあるんです。

それは、自分がお仕事で作ったもの、例えば食べ物等です。

食べ物・飲み物」というカテゴリで紹介されているアクティビティでは食作りを体験し、かつ、作ったものをもらうことができるのです。

もちろん入場料以外にお金はかかりませんよ!

 

しかし、「食べ物・飲み物」系のお仕事は人気です。

お昼の時間に合わせてお仕事体験ができるよう、まずは「食べ物・飲み物」系のお仕事を予約してしまいましょう。

お勧めは「食品開発センター」「ハンバーガーショップ」「ピザショップ」です。

それぞれ「ピラフ」「ハンバーガー」「ピザ」がもらえます。

個人的には「ハンバーガー」か「ピザ」がおすすめです。

 

予約時間内に完了できるアクティビティを探す

無事に「食べ物・飲み物」系の予約が完了したら、次は予約時間までの間に完了できるお仕事を探します。

予約中は、次のアクティビティの予約をすることはできないので、現在の時間から予約時間までの間に完了できるアクティビティを探すしかないです。

例えば、次の予約まで1時間ある場合、「待ち時間15分+体験時間30分」ぐらいのお仕事を探します。

人気のお仕事は待ち時間が長いので、あまり高望みはせず、空いていて入れそうなものがあったらお仕事してしまう方がいいと思います。

 

時間が余ったらアルバイトする

実は、一部のお仕事ではアルバイトができます。

予約時間まで中途半端に時間が余ったら、アルバイトしてみましょう。

もちろん、報酬のキッゾももらうことができます。

アルバイトできるお仕事は「お仕事相談センター」で一覧表がもらえますので最初に調べておくといいですね。

アルバイトをするには、各アクティビティの担当者に、子どもたちが「アルバイトさせてください」と声をかけてください。

 

2回目の予約は本命のお仕事

最初に予約した、「食べ物・飲み物」系のお仕事が終わったら、いよいよ本命のお仕事を予約しましょう。

人気なのは「メガネショップ」「ファッションモデル」「ウェディングセレモニー」「キャビンアテンダント」「消防士」「お菓子工場スタッフ」「はんこ屋」などでしょうか。

おしゃれできるものや、物がもらえるものなどに集中するようです。

幸子が行った時には「メガネショップ」は早々に終了していました。

お仕事体験、という意味ではあまり魅力を感じませんが、自分でデザインしたサングラスがもらえるということで人気があるようです。

 

誰と行くのがいいか?

キッザニアデビューは、誰と行くかが結構重要だと思いました。

何故かというと、全てのアクティビティに「大人は入ることができない」から。

つまり「親と離れて子供だけでお仕事が楽しめる」ようにしてあげる事が必要です。

一人でも動じず楽しめるお子さんはいいですが、内気な子には厳しいですね。

そういう場合は、すでにキッザニア経験がある子や、中のいいお友達と一緒に行く方が無難です。

わが子も、高学年のお姉さんが引っ張ってくれたのでどんどん楽しめましたが、一人で行っていたら泣きべそかいてたかもしれません。

 

キッゾはどうする?

キッゾは前述したとおり、キッザニアの中だけの通貨です。

キッザニア内にはデパートがあり、そこでお買い物をすることができます。

しかし、一回行ったぐらいの報酬では大したものは買えません。

何回か行くことができる距離に住んでいる方は、次回まで大切に保管してください。

遠方に住んでいる方は、「キッゾを払う」アクティビティを体験したり、ちょっとしたものを買ってしまった方がいいと思います。

男の子なら「運転免許試験場」で運転免許をもらって「レンタカー」でドライブなんていいかもしれませんね!

 

 

以上、幸子なりのキッザニアデビューのレクチャーでした。

いかがでしょうか?

なかなか奥が深いキッザニア

幸子ファミリーもしばらくはまりそうです。

 

実技試験の対策

プライベートで色々あり、ちょっと更新を中止していました。

その間に保育士試験の筆記試験が終わってしまいましたね・・・。

やはり、4/23,24のアクセス数は伸びていました。

直前対策が全くできずごめんなさい。(;_;)

皆さんがご健闘されたことを祈ります!!

もしこれがダメでも、2回目の10月の試験に向けて心機一転頑張りましょう!

 

自己採点で、おおよそ合格を確信した方、おめでとうございます!

次は実技試験ですね。

恐らくほぼ落されることは無いようですが、実技試験対策もまとめておきます。

 

実技試験は何にする?

 

実技試験はご存じの通り「音楽=演奏」「造形=絵画」「言語=音読」の三種類です。

実は、「実技試験は何を選択するか」がとても重要です。

なぜなら、「暗記」ではなく「実技」だからです。

頑張っても無理、というものもありますよね。

それぞれの特徴を踏まえた上で、何が自分にとってベストな選択かよく考えて選んでください。

安易に、得意だからとか、簡単そうだから、と選ぶと後で後悔するかもしれません。

では、それぞれの特徴と試験対策を見ていきましょう。

 

音楽表現に関する実技

試験内容は、ピアノやギターで伴奏を弾きながら歌うというもの。

課題曲は2曲、あらかじめ決められています。

ただし、楽譜は決められていないので好きな楽譜を選ぶことができます。

市販のものを選んだり、試験用に作られたものを購入してもいいです。

 

音楽表現に関する実技のポイントは2つあります。

ポイントの1つ目は、求められているのは、技術力の高さではないということ。

如何に子供たちに、楽しく音楽表現する機会を与えることができるか、が重要です。

私がこだわった点は以下の通りです。

 

・楽しそうに歌う(ニコニコ、ちょっと体を左右に動かしたり)

・主旋律は弾き続ける(多少ミスっても、とにかく子供が歌い続けることを優先)

・視線をあげられるようにする(歌っている子供の様子を見られるように)

・スピードは一律かどうか(早くなったり、遅くなったりすると子供が戸惑う)

・音の強弱は適当か(優先するのはこどもの歌、聞こえないほど大きくしない)

 

確かに歌にならないほど止まったり、何回もミスしてしまうのは論外です。

ただ、どちらも難しい曲ではないので、初心者でも弾きこんで体に覚えさせてしまえば何とかなるのではと思います。

 

ポイントの2つ目は、実際の保育でも必要な技術であるということ。

保育園で正社員で働くことになった場合、やはり演奏の機会は非常に多くあります。

年長クラスではピアニカの演奏を子供に指導することもあります。

何も演奏できない保育士もいますが、少し肩身が狭い思いをするかもしれません。

実際、ピアノを習いに行っている先生も多いですね。

パートで働く程度であれば、必要ありません。

 

働き始めてから練習する時間を取るのは大変です。

今のうちに、音楽教室に通うなどして何かしらの楽器を習得しておくと後々苦労せずにすみますね。

 

造形表現に関する技術

B4の紙の上部に、絵を描き、色を塗ります。

紙の下部に、お題が書かれています。

例えば・・・

・大人2名、子ども3名以上

・お遊戯会の練習風景

・背景を描くこと

試験時間は45分で、その場でお題を見てまっさらな紙に書き始めることになります。

 

造形表現に関する技術のポイントは1つ。

とにもかくにも、制限時間が短いという点。

絵が得意な人でも、45分で下書きから色付けまでこなすのは結構大変です。

しかも、お題が事前に出ていないので、何を描くかはその場ですぐに決めなくてはいけません。

ゆっくり綺麗な絵を描く、という時間はありませんよ!

そのために対策しておくべき点は・・・

 

・描く人物を決めておく(保育士×2、子ども×3ぐらいで)

・配色を決めておく(スモックは〇〇、床や壁は〇〇、髪の毛は〇〇など)

・構図を決めておく(奥行きが出るように角を描く、園庭の場合は遊具を描くなど)

・表情や動きを豊かにする(笑っている、驚いている、飛び跳ねている、など)

・漫画チックにしない(目は黒丸程度、体全体のバランスも実物に近く)

 

ここまでやっても、実は必ず当日戸惑います。

例えば私の場合は、「老人」を必ず1名入れること、と書かれていました。

あとは「綱引き」をすること、なんて書かれたら、園児数はある程度必要になりますし、動きの表現も難しいですね。

とにかく時間との勝負なので、描き切ることに重点を置きましょう。

 

当日までお題がわからない以上、対策できることに限りがあります。

絵の苦手な人は、避けておいた方がいいかもしれません。

私は、比較的得意な方だったので全く対策せずに臨んだら、合格点ギリギリでした。

 

言語表現に関する技術

童話などの物語を、本や道具を使わずに3分以内で話すというもの。

何の話を選ぶかは自由ですが、本を読んではいけません。

つまり、暗記しなければいけません。

また、時間制限もあるので、3分より長くても大幅に短くてもいけないです。

 

言語表現に関する技術のポイントは2つ。

1つ目は、誰もが必ず何度も練習する必要がある、ということ。

練習しなければいけない内容は・・・

 

・物語を暗記する(急に脚色したり割愛したりすると時間がくるう)

・3分以内に終わるよう話す(オーバーしても短すぎてもだめ)

・表現力豊かに話す(表情、音の強弱、身振りなど)

・わかりやすく話す(3歳児に話す設定、速さや滑舌や言葉選びに注意)

 

しかも言語表現に関する技術は、合否基準が分かりづらいという話もあります。

完璧にやったつもりが落ちていた、というケースもあるようです。

逆に3分過ぎたけど合格した、というケースも。

実技試験全体に言えることですが、判断基準があいまいというのは不安ですね。

 

ポイントの2つ目は、音楽表現に関する技術と同じですが、実際の保育で使う場面が多くあるという点です。

子供たちに絵本を読むことは多々あります。

遠足などで外出した際に、子供たちを少し落ち着かせるために、その場で本も無いのに小話なんかが話せたら素敵です。

音読なんて・・・と甘く見てはいけません。

子どもたちの興味や関心を引き出す読み方は、やはりすぐには習得できるものではないです。

 

お勧めの実技試験

私がお勧めする実技試験は・・・

もう分かったと思いますが、「音楽」と「言語」です。

どちらも、実際の保育で必要不可欠な技術です。

試験をチャンスと捉えて、自身の保育スキルを伸ばす機会にしていただきたいです。

特に正社員を目指している方は、絶対に必要なスキルです。

働き始めると、毎月異なる歌を歌ったり、絵本も自分で月齢に合ったものを選んだり、やることが盛りだくさん。

なかなか自分の勉強時間を確保することは難しいのです。

私も、ピアノの練習のために娘とピアノを取り合う毎日です。

10月までまだ時間があります。

試験のためだけでなく、是非自身の保育スキルをアップさせ、合格後の実践につなげてくださいね♪